知らなきゃ後悔するお宮参りの基礎知識!六曜との関係性についても解説
この記事では、お宮参りにおける基礎知識について解説しています。また、基礎知識を3項目に分け詳しく解説しています。さらに縁起にまつわる六曜についても解説していますので、ぜひご一読ください。
赤ちゃんが生まれた際には多くのイベントごとが行われますが、その中で最も有名なのがお宮参りです。しかし、名前は知られる一方で「何をするのか」「いつ行くのか」についてはあまり知られていません。そこで今回は、お宮参りについての基礎知識を詳しく解説していきます。
お宮参りとは
お宮参りの基礎知識を解説する前に、まずはお宮参りとはなんなのかについて解説します。お宮参りとは、赤ちゃんが生まれた際に行われる行事で、無事に生まれたことを神に感謝するものです。また、今後の成長と健康を願う意味もあります。両家の祖父母が一緒に行うこともある大きな行事です。
以下ではこのお宮参りについて基礎知識を解説していきます。
お宮参りの基礎知識
お宮参りの基礎知識として知っておくべきものは
・お宮参りがどこで行われるのか
・お宮参りでは何をするのか
・お宮参りにはいつ行くのか
以上の3つです。順に解説していきます。
お宮参りがどこで行われるのか
お宮参りは、神に感謝するものであるため、一般的には神社で行われます。しかし、お寺で行っても問題ないとされています。
お宮参りを行う神社はどこでも良いというわけではなく「産土神(うぶすながみ)」と呼ばれる神をまつる神社で行われます。産土神は「赤ちゃんの生まれた土地に宿っている神様」です。産土神をまつっている神社を「産土神社(うぶすなじんじゃ)」と呼びます。
また、産土神社が複数ある地域もあるため、迷われる方もいます。その際には、縁だけでなく写真映えするかなどで選んでも大丈夫なので、合う神社を選んでください。
一方お寺でのお宮参りは、仏様や先祖に感謝するものとなります。大きなお寺では「初参り」という呼び方であることも多いです。お宮参りに行く際は「神社かお寺どちらに所縁があるのか」で決めることをおすすめします。
また、近年では産土神社のみに限らず、全国的に有名な神社やお寺を選ぶケースも増えてきています。そのため、自由に決めても特に問題ないとされています。ただし、1点注意点があります。それは
・移動手段に何を使うか
・移動距離がどれほどか
によって、赤ちゃんの体や産後のお母さんの体に負担がかかる点です。体調を崩してしまっては元も子もないので、その点も念頭に置きつつお宮参りの場所選びをしてください。
お宮参りでは何をするのか
お宮参りは「神社に参拝しご祈祷を受ける」というものなので、お宮参り特有の何かをするというわけではありません。そのため、お宮参りについて厳格な流れなどもなく、参拝するだけでも問題はありません。
しかし一方で、お宮参りの前後では
・両家の祖父母や家族と記念撮影をする
・お宮参りの参加者で食事会をする
といったこともよくあります。
これらは慣習であるため、絶対ではないですが1セットとされていることも多いです。また、地域や家族によっては「細かい流れがある」というケースも見られます。そのため、事前に周囲に確認するなどしておくことをおすすめします。
お宮参りにはいつ行くのか
厳密に言えばお宮参りは
・男の子である場合「生後31日~32日目」
・女の子である場合「生後32日~33日目」
の参拝が望ましいとされています。
しかし「必ずこの日取りでなければならない」というわけではないので、母子の健康や時間が取れるかといった事項を優先してください。多くの場合、産後の1ヵ月健診が終わったのちの「少しずつ外出し始める時期」が選ばれます。
一方でお宮参りには
・地域特有のならわしがある
・お七夜などの別行事と同時に行う
などといったケースもあります。そのため、お宮参りの際には「住んでいる地域にそうした事情がないか」といった確認をしてみてください。
お宮参りと六曜の関係性について
お宮参りの日程を考える際によく気にされるのが
・大安
・先勝
・仏滅
などに代表される「六曜(ろくよう)」と呼ばれるものです。「六曜を必ず意識しなければならない」といったことはないのですが、可能な限り縁起のよい日にお宮参りへ行くことをおすすめします。ここからは、お宮参りと六曜の関係性について詳しく解説していきます。
六曜とは?
六曜は簡単に言うと「吉凶を占う指標」の1つです。近年では「六曜」という言葉があまり知られていませんが、六曜はカレンダーに書かれていることが多いため、その内訳はよく知られています。
六曜の内訳は
・大安(たいあん)
・先勝(せんしょう)
・友引(ともびき)
・仏滅(ぶつめつ)
・先負(せんぶ)
・赤口(しゃっこう)
以上の6つです。それぞれがどういった意味を持つのか簡単に解説していきます。
六曜の中でも縁起が良いもの
まず、六曜の中でも縁起が良いものは
・大安(たいあん)
・先勝(せんしょう)
・友引(ともびき)
以上の3つです。ご存知の通り、お宮参りは祝いごとであるため、縁起のよい以上の3つの日に行くことをおすすめします。
大安(たいあん)
大安は「1日を通して吉」とされる、六曜の中で最も縁起の良い日です。そのため、最も健康などを祈る行事向きであり、お宮参りにも当然適しています。しかし縁起が良い日であるが故に、最も多く参拝者が集まりやすいとされ、神社が混み合うことが多いです。
そのため、大安ではなく先勝や友引を狙って参拝に行く方もいます。あくまでも、母子の健康が最優先ですので、日取りには注意しましょう。
先勝(せんしょう)
先勝は「午前は吉、午後は凶」とされる半々の日です。そのため、当然ながら先勝の日に参拝する場合は、午前中をおすすめします。もしも、午前に時間が取れなかった場合には、次に来る縁起の良い六曜を狙ってください。
友引(ともびき)
友引は「朝と夕方は吉、昼は凶」とされる少し厄介な日です。友引は、その名の通り「友人を引き込む日」であるため、お祝いごと向きな日と言えます。しかし、夕方には神社で行事を行っていなかったり、赤ちゃんが体力的にもたなかったりする、ということも考えられるため、先勝同様「午前中の参拝」をおすすめします。
六曜の中でも縁起が悪いもの
六曜の中でも縁起が悪いものは
・仏滅(ぶつめつ)
・先負(せんぶ)
・赤口(しゃっこう)
以上の3つです。この3つは、祝いごとに向かないと言われていますが、近年「六曜に関係なくお宮参りに行く」という方も増加傾向にあります。
仏滅(ぶつめつ)
仏滅は大安の対局であり「1日を通して凶」とされています。そのため、祝いごとに向く日ではなく、高確率で避けられています。お宮参りに限らず、結婚式などでも避けられることが多い六曜です。
先負(せんぶ)
先負は文字の通り先勝の反対であり「午前は凶、午後は吉」という日です。そのため「午後からお宮参りに行く」という場合には、おすすめできる日です。
赤口(しゃっこう)
赤口は六曜の中でも特殊で「午前11時~午後1時は吉、それ以外は大凶」とされる難しい日です。赤口は「仏滅より縁起が悪い」とさえ言われるほどですので、避けることをおすすめします。
まとめ
お宮参りについての基礎知識や、六曜についてはお分かりいただけたでしょうか。祝い事であるために気にしなければならないことも多いですが、誕生後初のお祝いなのでぜひ気にしてみてください。